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髄膜とは…
・硬膜
・クモ膜
・軟膜
のことを指し、髄膜と脳脊髄液によって脳と脊髄を保護しています。
髄膜刺激症状の3徴候
1)項部硬直
髄膜や頸部神経の圧迫によって、後頭部や頸部の筋が持続的に収縮します。
そのため、他動的に頸部を前屈させようとしても動きません。
検査法
仰臥位で枕を外す。
患者に自分では動かないように支持し、患者の頭部を持ち上げてその時受ける抵抗を確認します。
正常であれば、下顎が胸に摂食するまで屈曲することができ、抵抗も強くありません。
陽性の場合は、明らかな抵抗や疼痛がでます。
2)ケルニッヒ徴候
腰仙髄部の髄膜に炎症が及ぶと脊髄根が障害されます。
坐骨神経を伸展させると疼痛が誘発され、膝を135°以上伸展させることができなくなります。
検査法
股関節、膝関節を90°屈曲させて、その後下肢を受動的に伸展させます。
正常であれば、上腿と下腿の角度が135°以上になる。
3)ブルジンスキー徴候
仰臥位の患者の頸部を前屈すると、上部脊髄神経根が圧迫され下部脊髄神経根も引っ張られる。
膝屈曲筋(ハムストリングス)が不随意に収縮して、股関節や膝関節が屈曲します。
検査法
正常であれば、股関節も膝関節も屈曲が見られません。
陽性であれば、股関節と膝関節に自動的な屈曲が起こる。同時に疼痛が起こる。
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