先日、整骨院での勤務中に患者さんから「普通に生活している時に足がつるんだけどどうして?」と質問がありました。
確かに激しい運動をしている時に足がつるのはイメージとして分かりやすいけど、日常生活で足がつるってどういうこと?と思う方も多いかもしれませんね。
今回は、
- そもそも足がつるって身体で何が起こっているんだろう?
- 何が原因で足がつるんだろう?
ということをお話しようと思います。
「足がつる」って何?身体でどういうことが起こっているの?
足がつるというのは、ざっくり言うと筋肉の一部が極端に縮んでしまった状態のことです。ではなぜ筋肉の一部が極端に縮んでしまうとその部分が痛くなるのかというと、本来均等に筋肉が収縮しないといけないにも関わらず、いびつに筋肉が収縮してしまうことで、筋肉の繊維の周りにある痛みを感じる神経を刺激することで痛みを感じることになります。
だから足がつったときには強引にでも足を伸ばしてあげないと行けないんですね。
じゃあなんで足がつるの?筋肉の一部だけが縮んでしまうの?
筋肉の一部だけが縮んでしまうのは、筋肉を動かす神経が正常に機能していない状態になっています。じゃあなんで筋肉を動かす神経が正常に機能しないかというと次のような理由があります。
- 筋肉疲労
- ミネラル不足
- 水分不足
- 血行不良
筋肉疲労
これが一般的には1番起こりやすい原因だと思います。筋肉が疲労しているときは、筋肉の収縮に使われるセンサー(筋紡錘と言います)が誤作動を起こしてしまいます。激しい運動はもちろん、筋肉がずっと張っている状態でも誤作動を起こしてしまうので、「疲れがたまっていて足がパンパン」という方も足がつりやすい状態と言えますね。
ミネラル不足
ミネラルは筋肉の収縮を助ける働きをすると言われています。ミネラルとはナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウムと言ったもので、こういった栄養素が不足していると筋肉の収縮に異常をきたす可能性があります。
水分不足
水分が足りていないと筋肉に十分栄養を届けることができません。夏など汗をかきやすい時に足がつりやすいというのは、水分やミネラルが身体の外に出てしまっているからなんですね。
血行不良
これは女性や年配の方に起こりやすい原因ですが、冷え性の方やクーラーで足が冷えてしまっている状態では、水分不足と同様に筋肉に対して十分な栄養が運ばれていないということになります。
まとめ
これらのことを考えると日常生活で足がつるということは、激しい運動の直後でなければ「筋肉疲労」や「血行不良」が原因となっている可能性が高いですね。
しっかりと足の疲労をとるように、お風呂で温めたりマッサージやストレッチで伸ばしてあげたいですね。