きーたんの鍼灸学生日記

2016年に営業の仕事を辞めて、鍼灸専門学校に通いつつ、2017年秋に整体師として独立しました。

聴覚 まとめ

      2018/02/11

a.聴覚の性質

①音の高さ

音の高さを決定するのは主に周波数(Hz)です。
通常、会話の周波数は1,000〜2000Hz(200〜4,000Hz)で、大きい方が高く聞こえます。

②音の強さ

音の強さは、
・音圧(振動の振幅)を示すデシベル(dB)
・主観的な音の強さ(音圧と音の振動数)を示すホン(phon)
で表されます。

③音の局在

両耳で聞くことによって、音源の方向や位置が聞き分けられる仕組みになっています。

 

b.聴覚器と伝導路

(1)外耳

耳介と外耳道」のことを外耳と言います。

外耳道は、
・外側1/3が軟骨
・内側2/3が骨
でできています。
軟骨部分には、耳道腺、毛、脂腺が存在していて異物が入ってくるのを防ぎます。
※耳道腺とは耳垢腺とも呼ばれるアポクリン腺の一種です。腋窩のアポクリン腺が発達した人では耳道腺もよく発達し、耳垢は粘性を示します。

音波は外耳道を通って鼓膜を振動させます。
鼓膜の振動は耳小骨によって増幅されて内耳に伝えられ、蝸牛のコルチ器官にある有毛細胞で感受されます。

(2)鼓膜

外耳と中耳の境目となる漏斗状の膜のことを「鼓膜」と言います。
鼓膜は入ってくる音に共鳴して同じ振動数で振動します。

(3)中耳

鼓膜の振動は、
・ツチ骨
・キヌタ骨
・アブミ骨
の3つの耳小骨を通して伝わります。
中耳と内耳の境目にある「前庭窓」の膜を振動させます。

中耳には、
・鼓膜張筋
・アブミ骨筋
と2つの筋があります。

 

(4)内耳

内耳は側頭骨の中にあり、
・聴覚受容器のある「蝸牛
・平衡感覚受容器のある「前庭器官
に分けられます。

蝸牛はラセン形に巻かれた管で、
基底膜」と「前庭膜」の2つの膜によって、
前庭階」「蝸牛管」「鼓室階」の3つの階に分けられます。

蝸牛管を満たしているのが「内リンパ
前庭階と鼓室階を満たすリンパを「外リンパ」と言います。

蝸牛管の基底膜上に「コルチ器官」があり、その中に聴覚の感覚受容器である「有毛細胞」があります。有毛細胞は内リンパに接しています。

鼓膜に起こった振動は、
前庭階

外リンパ

前庭膜

内リンパ

蓋膜(コルチ器に覆いかぶさる膜)

有毛細胞(コルチ器官から出ている細胞)

といった順に伝わっていきます。

 

(5)聴覚の伝導路

有毛細胞

蝸牛神経

延髄の蝸牛神経核

中脳下丘の聴神経核

視床の内側膝状体

大脳皮質の視覚野