東洋医学概論

東洋医学の基礎理論の1つ「五行論」について分かりやすくまとめました

東洋医学の考え方は「陰陽論(いんようろん)」と「五行論(ごぎょうろん)」の2つの理論が基本になっています。
今回はその1つの理論である五行論の中で「五行とは何か?」ということと、五行の考え方の中で重要な「相生・相克関係」と合わせてまとめてみました。

「五行」とは自然界に存在するものを5つの元素に分類する理論

すべてのものは、木火土金水(もくかどごんすい)の5つの元素に分類できるとされています。東洋医学においては、五臓をはじめ多くの物質や諸器官を5つに分類して診断や治療に応用しています。
五行に基いて分類された様々なものをまとめたものが「五行色体表」となっています。五行色体表については別ページ「東洋医学の診断・治療の基本となる『五行色体表』」にまとめました。

まず五行の相関関係には2種類の考え方があります。

相生(そうじょう)関係とは?

こちらは五行それぞれ、相手の要素に対して力を強めてあげる働きをする関係のことです。

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相克(そうこく)関係とは?

こちらは五行それぞれ、相手の要素に対して力を抑制させる働きをする関係のことです。

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五行の考え方は広く風水などでも使われる理論ですが、東洋医学においてはこれを五臓や五腑など様々な器官などに当てはめて考えることで、診断や治療に役立てています。
詳しい分類については、別ページ「東洋医学の診断・治療の基本となる『五行色体表』」にまとめたので、そちらで具体的な例などを挙げて詳しく説明していきます。