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a.反射と反射弓
反射中枢を伝わる情報の経路を「反射弓」といいます。
受容器が刺激されてから効果器が反応するまでの時間を「反射時間」といいます。
反射弓には必ず1つ以上のシナプスが含まれていますが、シナプスの数が多くなるほど反射時間が長くなっていきます。
ex)
膝蓋腱反射:約20mm/秒
瞳孔反射:約200mm/秒
b.反射の特徴
中枢神経内で1つのシナプスを介して求心性神経と遠心性神経がつながる反射を「単シナプス反射」と言います。
中枢神経内で直列に2個以上のシナプスを持つ反射を「多シナプス反射」と言います。
(ほとんどの反射は多シナプス反射です)
c.反射の種類
(1)効果器における分類
《運動反射》
伸張反射、屈曲反射、角膜反射、嚥下反射などがあります。
《自律神経反射》
対光反射、圧受容器反射などがあります。
《内分泌反射》
射乳反射などがあります。
※射乳反射はオキシトシンを分泌します
(2)反射中枢の存在部位による分類
脊髄にある反射を脊髄反射と言い、
脳幹にある反射を脳幹反射と言います。
(3)受容器の存在部位による分類
筋や腱などにある反射を深部反射と言い、
皮膚や粘膜にある反射を表在反射と言います。
※1つの反射でもいろいろな分類によって様々なカテゴリに属します。
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