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心筋の特徴で誤っているのはどれか
- 心筋細胞はギャップ結合によって電気的に連絡している
- 機能的合胞体
- 骨格筋に比べて絶対不応期が短い
- 横紋構造を示す
正解は「3」
心筋、骨格筋、平滑筋のそれぞれの特徴は以下の通りです。
細胞同士が結合される方法は4種類あります。
※結合=ジャンクション
1.タイト結合
細胞の1番表面側にある結合。
たんぱく質が網のように帯状となって細胞間を取り囲みます。
胃で多く見られます。
2.接着結合
タイト結合のすぐ下で帯状に細胞間を取り囲みます。
カドヘリンという膜タンパクがつながっています。
どこの細胞にも見られます。
3.デスモソーム結合
丸いボタン状のたんぱく質がつながっています。
重層扁平上皮で特に発達していて、これもカドヘリンという膜タンパクが集まっています。
皮膚細胞に多く見られます。
4.ギャップ結合
イオンや糖、アミノ酸を透過する膜たんぱくでつながっています。
イオンチャネルが開くことによって、上皮細胞間の情報伝達を行える仕組みになっています。
なぜ心筋は絶対不応期が長いのか…
不応期が長いことで、余計な微弱な刺激の影響を受けないことが1つ。
また、不応期が続いている間は活動電位が発生しているので強く安定した収縮が可能になります。
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