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次のうち誤っているのはどれか
- 骨格筋収縮の際、A帯は収縮する
- 終末槽にはカルシウムイオンが蓄えられている
- 筋細胞膜の活動電位はT管によって細胞の内部に伝えられる
- 筋小胞体から放出されたCa2+はトロポニンと結合する
正解は「1」
骨格筋収縮時、アクチンフィラメントとミオシンフィラメントそのものは収縮するわけではなく、お互いがスライドします。
そのため収縮するのはH帯とI帯です。(「Hなあいちゃんが収縮する」と覚えました。カンペキですね。)
![](https://i2.wp.com/healers-diary.com/wp-content/uploads/2018/02/スクリーンショット-2018-02-03-14.56.53.png?resize=864%2C642&ssl=1)
終末槽とは…
筋原線維を包む「筋小胞体」の一部分で、ここにCa2+が大量に含まれています。
![](https://i2.wp.com/healers-diary.com/wp-content/uploads/2018/02/スクリーンショット-2018-02-03-14.55.13.png?resize=1118%2C666&ssl=1)
筋収縮のメカニズムは、アクチンフィラメント上にあるアクチンとミオシンフィラメント上にあるミオシン頭部がくっついて、ミオシン頭部が首をふるようにしてアクチンを引っ張ることで筋繊維が収縮します。
筋肉が弛緩している状態ではアクチンフィラメント上にあるアクチンとミオシンフィラメント上にあるミオシン頭部の間はトロポミオシンという物質によって、アクチンとミオシン頭部が結合できないようになっているので筋収縮できない状態ですが、筋小胞体から出てきたCa2+がトロポニンにくっつきトロポニンがトロポミオシンを移動させることで、アクチンとミオシン頭部がくっつくことができるようになります。
![](https://i0.wp.com/healers-diary.com/wp-content/uploads/2018/02/2018-02-03-15.48.33.png?resize=1182%2C866&ssl=1)
活動電位が終わると、エネルギーを使ってCa2+がトロポニンから離れて筋小胞体に再度取り込まれることで、筋弛緩が起こります。
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