国試過去問

全身性硬化症(強皮症)でみられるのはどれか。

  1.  出血傾向
  2.  ブドウ膜炎
  3.  肺線維症
  4.  リンパ節腫脹

 

 

 

正解は「3」

全身性硬化症(強皮症)とは、厚い硬い皮膚と血管病変(レイノー現象と小血管障害)を特徴とした慢性炎症疾患です。
強皮症ではなく現状では全身の臓器に硬化がくるので全身性硬化症と呼ばれています。

疾患の男女比は1:7で、好発年齢は35〜55歳となっています。
基本的には各臓器における間質線維化、小血管病変、実質細胞萎縮、単核球浸潤が起こります。

特徴的な症状は、
・皮膚の硬化
・手指がソーセージ様になる
・仮面様顔貌
・チアノーゼ